「カーヌスティの悲劇」味わった男、スピースは「立ち直れる」
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■「冷や汗はもうかかない」
今年のマスターズは、グレッグ・ノーマン(Greg Norman、オーストラリア)がまさかの大失速で優勝を逃した、1996年大会からちょうど20年だった。2週間前のスピースもノーマンと同じように、優勝が指の間からこぼれ落ちたように感じていたことだろう。
連覇を狙っていたスピースは、快調にラウンドしているように見えたが、最終的には大崩れした12番が、ウィレットにグリーンジャケットを譲り渡す要因になってしまった。
バンデベルデは、スピースの気持ちが理解できると言いつつ「ジョーダンは傑出した選手で、肩の間には傑出した頭が乗っかっている。きっと瞬く間に立ち直るよ。そしてそのときは、今よりもっともっと強くなっているはずだ」とエールを送った。
香港(Hong Kong)の自宅から、カーヌスティにいる記者のインタビューに電話で応じたバンデベルデは、7月21日に開幕する全英シニアオープン(The Senior Open Championship Presented by Rolex)で、欧州シニアツアーデビューを果たす予定となっている。会場は、あのカーヌスティ・ゴルフリンクス(Carnoustie Golf Links)だ。
5月29日に50歳となる温厚なフランス人ゴルファーは、屈辱を味わったあの日から、17年ぶりにカーヌスティへ戻ることにも、心はまったく乱れないと話している。
「確かにあのカーヌスティでの日曜の後は、何日か眠れなかった。ストレスとか、アドレナリンとか、興奮とか、ああしていれば良かったとかそういうことでね。だけどその後は、冷や汗をかいて目を覚ましはしないし、なかなか寝つけないということもない」
「とはいえ、あれが歴史の一部なのは承知している。あの日はものすごい数の人が大会を見ていた。2億5000万人から3億人くらいかな。だからその全員に会って、あの日に関する質問に答えるとしたら、だいぶ時間がかかるだろうね」
(c)AFP/Bernie McGUIRE