【4月16日 AFP】男子テニス、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2016)は15日、シングルス準々決勝が行われ、大会第2シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は6-2、6-0で第10シードのミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)を下し、4強入りを果たした。

 準決勝でマレーは、第5シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)との対戦が決まり、クレーコートの上では、想像しうる限り最も厳しい一戦に臨むことになった。

 マレーは、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2016)で負傷した右脚の問題を再び抱えることになったラオニッチを終始圧倒。1本もサービスエースを決められなかったラオニッチを相手に、満足した様子ではなかったマレーだが、今大会は2戦連続で苦戦を強いられたこともあり、自信を深めている。

 一方、ここ1年半は苦しんでいるナダルだが、この日は第4シードのスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)を6-1、6-4で下した。

 ナダルは、29個のアンフォーストエラーを重ねた昨年の全仏オープン(French Open 2015)王者から4度ブレークを奪い、77分で試合を締めくくっている。

 2005年から2012年までモンテカルロ(Monte Carlo)で8連覇の経験を持つナダルは、09年大会と11年大会の準決勝でマレーに勝利している。

 また、クレーコートでのマレーとナダルの対戦は、昨年のマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2015)決勝以来。その試合ではマレーが6-3、6-2で勝利を挙げている。(c)AFP