【4月15日 AFP】米大統領選の共和党候補指名争いで首位に立つドナルド・トランプ(Donald Trump)氏陣営の選挙対策本部長、コーリー・ルワンドウスキ(Corey Lewandowski)氏(42)が女性記者の腕を乱暴につかんだとして暴行容疑で訴追された事件で、米フロリダ(Florida)州の検察当局は14日、証拠不十分との理由で同氏を不起訴処分とした。

 トランプ氏の側近であるルワンドウスキ氏は先月、トランプ氏がフロリダ州ジュピター(Jupiter)で開いた記者会見の場で、元ブライトバート・ニュース(Breitbart News)記者のミシェル・フィールズ(Michelle Fields)さんの腕を乱暴につかんだ疑いがもたれていたが、今回はトランプ氏側の法的勝利に終わった。

 事件は記者会見を終えて会場を離れようとしていたトランプ氏にフィールズさんが質問をしようとしていた時に起きた。フィールズさんは、あざが残るほど強くルワンドウスキ氏に腕をつかまれたと主張したが、ルワンドウスキ氏はこれを強く否定していた。

 トランプ氏陣営は不起訴処分の発表直後に声明を出し、「ルワンドウスキ氏は検察の決定に満足しているとともにトランプ氏の誠実さに感謝している」と述べた。(c)AFP