【4月14日 AFP】15-16NBAは13日、各地で行われ、ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)は125-104でメンフィス・グリズリーズ(Memphis Grizzlies)を下し、1995-96シーズンのシカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)が記録した、レギュラーシーズン最多勝利記録の72勝を更新する73勝目を挙げた。

 ステフェン・カリー(Stephen Curry)が46得点を挙げたウォリアーズは、マイケル・ジョーダン(Michael Jordan)を擁したブルズが20年前に樹立した、二度と破られることはないだろうとみられていた歴史を塗り替えた。

 紙吹雪が舞い騒々しい雰囲気となった本拠地オラクル・アリーナ(Oracle Arena)だったが、今季の成績を73勝9敗としたウォリアーズは、プレーオフ、そしてより大きな目標の連覇へすでに視線を向けている。

 記録達成に向けてチームメートを駆り立てたドレイモンド・グリーン(Draymond Green)は、「これから、優勝を目指そう」と観客に熱く語りかけた。

 無傷の24連勝で幕を開けたウォリアーズの記録への挑戦は、最終戦にまで持ち越されたが、それに合わせるかのようにカリーは、シーズン通算400本の3ポイントシュートを決めるというこれもまた信じられないような偉業を達成した。

 3月8日に史上初となる3ポイント300本成功を達成し、昨季自身が残した286本の最多記録を更新していたカリーは、この日3ポイントを10本沈めて今季通算の成功数を402に伸ばした。

 カリーは第1クオーターだけで6本の3ポイントを決めるなど、20得点を挙げて単独でグリズリーズを上回る勢いをみせ、ウォリアーズは37-23とリードを奪った。

 そこからウォリアーズはグリズリーズに対して最低でも11点以上の差をつけ続け、この日キャリア最多となる19本の3ポイントを放ったカリーは、最終クオーターはベンチに座った。

 またカリーは、第3クオーターに決めたこの日の41点目で、シーズン平均得点30.0点以上を確実にした。ウォリアーズでこの記録をこれまでに達成したのは、ウィルト・チェンバレン(Wilt Chamberlain)氏とリック・バリー(Rick Barry)氏のみとなっている。

 カリーはさらに6アシスト、4リバウンドを記録し、ウォリアーズは今季ホームでの戦績を39勝2敗に伸ばしている。

 ウォリアーズではクレイ・トンプソン(Klay Thompson)が4本の3ポイントを沈めるなど16得点、ハリソン・バーンズ(Harrison Barnes)が15得点、グリーンが11得点を記録した。

 ウエスタンカンファレンスの第1シードでプレーオフに臨むウォリアーズは、1回戦で昨年のカンファレンス決勝で対戦したヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)を迎え撃つ。(c)AFP