【4月13日 AFP】オランダの首都アムステルダム(Amsterdam)のスキポール(Schiphol)空港で12日夜から13日未明にかけ、重武装の治安要員が施設内の一部を封鎖し、4時間にわたり警戒態勢が取られた。当局関係者がAFPに明らかにした。男性1人が拘束されたが、容疑や警戒の理由は今のところ不明。

 テレビで放送された映像には、目出し帽をかぶった重装備の治安要員が空港内を巡回する中、立ち入り禁止テープの後ろから不安そうに見守る空港利用者らが写っている。

 AFPの取材に応じた治安当局者によれば、現場には爆弾処理班も出動し、拘束した男性の荷物を検査した。同空港とその地下鉄駅は平常通り営業している。

 オランダでは、3月22日に隣国ベルギーの首都ブリュッセル(Brussels)の空港と地下鉄駅で32人が死亡した連続自爆攻撃を受け、厳戒態勢が取られている。(c)AFP/Jan Hennop and Maude Brulard