【4月13日 AFP】男子テニス、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2016)は12日、シングルス2回戦が行われ、2か月半ぶりの実戦復帰を飾ったロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は、6-3、6-4でギジェルモ・ガルシア・ロペス(Guillermo Garcia-Lopez、スペイン)を退け、3回戦進出を決めた。

 大会第3シードのフェデラーは、2月初めに膝の手術を受けてから、先月のマイアミ・オープン(Miami Open 2016)を胃の不調で棄権し、久々に試合の緊張感の中でコンディションを確認することになったが、不安な様子は一切見せずに、ストレートで復帰戦を突破した。

 フェデラーは試合後、「膝の状態は非常に良かった、練習の時と同じだ。そんなに心配することはないと感じた。僕はもっと前を見ていて、試合の中でできるだけ良いポイントを取ろうと集中している」と自信を見せた。

 第1セットを難なく先取し、第2セットで5-2と決定的なリードを奪ったフェデラーは、その後の2ゲームを連取されたものの、最後はサービングフォーザマッチをものにした。

 フェデラーは復帰戦が「最高の試合」だったと評しており、「最初は接戦だったけど、そこから波に乗れた。自分のサーブが向上し、リターンが良くなったおかげで、相手のセカンドサーブでポイントを取るなど、短時間でポイントを重ねることができた」と説明した。

「最終的には、厳しい戦いを制した。最初に緊張感があったのは、大会初戦だったから。それに僕の復帰戦だった。だから、いろいろな感覚を味わえたのは、良かったと思う」

 フェデラーは、ガルシア・ロペスとの対戦成績を4戦全勝に伸ばした。モンテカルロ(Monte Carlo)では、一昨年を含む4大会で準優勝を飾っているフェデラーだが、優勝経験はない。

 一方で、同日に試合を行った第2シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)も、苦しみながら6-2、4-6、6-3のフルセットで初戦を突破した。(c)AFP/Scott WILLIAMS