トミー・ヒルフィガー、回顧録執筆は「セラピー」のようだったと語る
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【4月4日 MODE PRESS】1985年に自身の名を冠したファッションブランドを立ち上げた米デザイナーのトミー・ヒルフィガー(Tommy Hilfiger、65)は、自叙伝「アメリカン・ドリーマー(American Dreamer)」の執筆で、ファッション業界での30年以上にわたるキャリアを振り返ってみたことは「興味深かった」と語った。
トミーはファッション情報紙WWDに対し、グローバルなライフスタイル企業の構築へと駆りたてられた創造的なプロセスについて語り、「『アメリカドリーマー』は、過去30年余りにわたるファッション業界での経験を省みたものだ。幼少期からファッションの世界に入ったきっかけ、ポップカルチャーと米国に対する飽くなき情熱まで、キャリアと私生活の両方をかたちづくった瞬間、瞬間を振り返ることは素晴らしかった。何か月も何か月もかかった。まるでセラピーのようだったよ」と話した。
この本には、米ニューヨーク(New York)州エルマイラ(Elmira)で9人きょうだいの一人として生まれてから、自身の店「ピープルズ・プレイス(The People's Place)」で初めてファッションビジネスに参入し、25歳で倒産、ブランド「トミー・フィフィガー」が数十億ドル規模に成長するまでが記録されている。
トミーは自身に影響を与えた過ぎ去りし時代について懐かしげに語り、「(ナイトクラブの)『マックス・カンザス・シティ(Max's Kansas City)』と(ディスコの)『スタジオ54(Studio 54)』でのことはよく覚えている。そこにはあの時代のすべてがあった。とても楽しかった。70年代は、私にとって最高だった。マックス・カンザス・シティやスタジオ54にはよく行ったものだ。ファッションや音楽に関係する人々はみな、そこにいた。いつもオールナイトだったよ」と語った。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS