【4月1日 AFP】米経済誌「フォーブス(Forbes)」は、引退したスポーツ選手の長者番付を発表し、米プロバスケットボール協会(NBA)のレジェンド、マイケル・ジョーダン(Michael Jordan)氏とサッカー元イングランド代表のスター選手デビッド・ベッカム(David Beckham)氏がトップに名を連ねた。

 1990年代にシカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)で6度NBA王者に輝き、現在は同リーグのシャーロット・ホーネッツ(Charlotte Hornets)を所有するジョーダン氏は、昨年1億1000万ドル(約123億円)を手にし、今回の番付で首位に立った。

 2003年に引退し、現在53歳のジョーダン氏にとって最大の広告契約は米スポーツ用品大手のナイキ(Nike)となっており、そのブランド価値は11億ドル(約1230億円)となっている。

 ジョーダン氏は今年、現役および引退したスポーツ選手の誰よりも、3000万ドル(約34億円)以上多い金額を稼ぐことになるだろうと、フォーブス誌は見積もっている。

 2位には、現在米メジャーリーグサッカー(MLS)での新チーム発足に向けて投資グループを率いているベッカム氏が、6500万ドル(約73億円)で続いた。40歳のベッカム氏は、英国や中国でのスポンサー契約などで大きく稼いでいる。

 3位には、4000万ドル(約45億円)で男子ゴルフのアーノルド・パーマー(Arnold Palmer)氏が入った。パーマー氏は男子ゴルフ米国ツアーの大会が行われるベイヒルクラブ&ロッジ(Bay Hill Club & Lodge)を所有し、自身が持つアイスティー・レモネードのブランドは、米国内で大きなシェアを誇っている。

 一方、1400万ドル(約15億7000万円)で全体14位に入った元テニス選手の李娜(Na Li、リー・ナ)氏が、女子のランキングではトップに立った。四大大会(グランドスラム)で2度優勝し、2年前に引退した李娜氏だが、母国中国では広告塔として絶大な人気を保っている。