【3月14日 AFP】男子テニスのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は13日、同選手がドーピング違反を犯したと主張するフランスの元スポーツ大臣を訴えると示唆した。

 ナダルは、2007年から10年までフランスのスポーツ大臣を務めたロゼリーヌ・バシュロナルカン(Roselyne Bachelot-Narquin)氏のように、自身を不正薬物を使用する選手と批判する人物を黙らせるため、法廷に出向くことになる。

 米国で開催中のBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2016)に出場するナダルは、「彼女(バシュロナルカン氏)を訴えるつもりだ。そして、今後同様のコメントをした人物に対しても、訴訟を起こすことになる。もううんざりだ」と語った。

 バシュロナルカン氏は、ナダルが2012年にドーピングの陽性反応を隠すため、膝の負傷を理由に6か月間ツアー大会を欠場したと主張している。

 ナダルは「こういったことはもうたくさんだ。これまでは見逃してきたけれど、今後はそういう訳にはいかない」と付け加えた。(c)AFP