【3月14日 AFP】フランス・リーグ1、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)のズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)が13日、仏パリ(Paris)の象徴であるエッフェル塔(Eiffel Tower)の代わりに自分の銅像を建ててもらえれば、チームに残留したくなるかもしれないと語った。

 トロワ(Troyes AC)に9-0で大勝したPSGは、リーグ4連覇を達成。8試合を残しての優勝はリーグ史上最速となった。イブラヒモビッチはこの試合で4得点の活躍をみせており、今季はリーグ24試合で27得点を記録している。

 2012年にイタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)から加入し、今年7月に契約満了を迎えるイブラヒモビッチは、beINスポーツ(beIN Sports)に対して、「現時点では、来季はPSGにいない」とコメントすると、「今季の試合はまだ1か月半も残っている。来季のことは現時点では分からない」とコメントした。

 現在34歳のイブラヒモビッチには、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)移籍がうわさされているが、イブラヒモビッチは自身の去就について、「エッフェル塔の代わりに俺の銅像を建ててくれるのであれば、PSGに残留するだろう。約束するよ」と語った。

 PSGのナセル・アル・ケライフィ(Nasser Al-Khelaifi)会長は、「ズラタンは魔法のようだ」としてイブラヒモビッチを残留させたいとの意向を示しており、「彼は偉大な選手 だ。これから彼と話し合って希望を確認する。われわれは彼に残ってほしい」と述べた。

 カタール出身のアル・ケライフィ会長はまた、PSGが欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)でチェルシー(Chelsea)を退けてベスト8に進出したことを受け、大会初制覇に照準を定めていると明かした。

「シーズンはまだ終わっていないので、今は集中力を持続させていかなければならない」

「われわれにはまだチャンピオンズリーグ、フランスリーグ杯(French League Cup 2015-16)、フランス杯(French Cup 2015-16)という3つの主要大会が残っているが、最大の夢はチャンピオンズリーグだ。できるだけ勝ち残っていきたいが、これからは強豪が相手になることを承知している」

(c)AFP