カーター元米大統領、がん治療は「もはや不要」
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【3月8日 AFP】ジミー・カーター(Jimmy Carter)元米大統領(91)が、脳内に見つかったがんの治療が成功したことを受け、治療を受けるのをやめると明らかにした。
ノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)受賞者である同氏は昨年8月、肝臓の腫瘍摘出手術を受けた後に脳内4か所にがんの一種であるメラノーマ(悪性黒色腫)が見つかったと発表。その後、放射線治療などの治療を受けていたが、昨年12月、治療が成功し、がんは消えたと発表していた。
カーター氏は地元の南部ジョージア(Georgia)州プレーンズ(Plains)のマラナタ・バプテスト教会(Maranatha Baptist Church)で6日、治療は「私にはとてもよく効いた」と説明。「磁気共鳴画像装置(MRI)検査を2時間10分受けたあと、医師らは、私にはもう治療の必要がないと判断した。よって、私はもう治療を受けない」と笑顔で語った。
今後も定期検査を受け、がんが発見されたら治療を再開する予定だという。(c)AFP