■ノースロンドンダービーは痛み分けに終わる

 一方、トッテナム対アーセナルのノースロンドンダービーは、10人のアーセナルが終盤に追いついて引き分けに持ち込み、両者痛み分けに終わった。

 前半39分にアーロン・ラムジー(Aaron Ramsey)の得点で先制したアーセナルだったが、後半にフランシス・コクラン(Francis Coquelin)が退場になると、スパーズのトビー・アルデルヴァイレルト(Toby Alderweireld)とハリー・ケイン(Harry Kane)に立て続けにゴールを奪われて逆転を許し、苦しい立場に追い込まれた。

 それでもアーセナルは迎えた後半31分、アレクシス・サンチェス(Alexis Sanchez)が同点ゴールを決めた。しかし、この引き分けで首位レスターとの勝ち点差は8に開いている。

 リーグ戦2連敗で批判を浴びていたアーセナルのアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督は「チームのスピリットを誇りに思うが、今日は10人になってしまったのが痛かった。受け入れがたい」とコメント。

 対するトッテナムは、勝利していればレスター戦の結果次第で7年ぶりの首位に立てていた可能性もあったが、マウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督は満足感をのぞかせている。

「喜んでいるよ。たしかに一度は逆転できたのだから、結果には少しがっかりしているが、アーセナルとの勝ち点3差をキープできたことを前向きにとらえなければならない」