【2月29日 AFP】2015-16スキージャンプW杯は28日、カザフスタンのアルマトイ(Almaty)で個人第24戦が行われ、ペテル・プレヴツ(Peter Prevc、スロベニア)がシーズン13勝目を挙げ、総合優勝を決めた。

 23歳のプレヴツは、一昨年のソチ冬季五輪でノーマルヒルの銀メダルを獲得し、今季はジャンプ週間(Vierschanzentournee)も制していた。

 1回目で139.5メートル、2回目で139.0メートルを飛んだプレヴツは、合計325.9点でトップに立ち、昨シーズンの総合王者ゼヴェリン・フロイント(Severin Freund、ドイツ)を抑えた。

 この結果、総合首位のプレヴツと、同2位のフロイントのポイント差は619に広がり、残り6戦すべてでフロイントが優勝(100ポイントを獲得)したとしても、プレヴツのポイントを超えることができなくなった。

 シーズン13勝は、7年前にグレゴア・シュリーレンツァウアー(Gregor Schlierenzauer、オーストリア)が記録したW杯のシーズン最多勝利に並ぶ快挙で、プレヴツには、それをさらに更新する可能性が残されている。(c)AFP