バイエルン負傷者続出は「偶然ではない」、専門家語る
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脳のトレーニングなど、神経系の専門家であるラース・リーンハルト(Lars Lienhard)氏は独スポーツ通信社SIDに対し、選手たちの負傷からの復帰が早すぎるとどのようなことが起きるのか、バイエルン・ミュンヘンを用いて例えた。
リーンハルト氏は2014年のサッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)のドイツ代表チームの準備に協力し、現在はリオデジャネイロ五輪を控えてスポーツ選手たちと活動している。
「どこかが壊れたり、裂けてしまった場合、不運だとか偶然だとか言ってはならない」
「原因が選手の動きや動作のコントロール、トレーニングシステムの間違いにあるはずだ」
グアルディオラ監督は国内メディアからの批判を受けた後、自身のトレーニング法を強く擁護し、負傷した選手の復帰を急がせてはいないと語っている。
昨年4月にハンス=ヴィルヘルム・ミュラー=ヴォールファート(Hans-Wilhelm Mueller-Wohlfahrt)医師がチームを退団した後、指揮官は医療スタッフとの問題は無いと示唆している。
リーンハルト氏は、バイエルンの恐ろしい負傷者名簿の責任が、グアルディオラ監督やクラブの医療スタッフにあると断定するのは単純すぎると続けた。
「負傷について声高にクラブの医師や監督を批判する者は、見極めができていない。リハビリやトレーニングのシステム、(負傷から戻ってくる選手にかける)負荷の調整がカギになる」
またリーンハルト氏は、リベリやバドシュトゥーバーのようなけがに敏感な選手は、無意識のうちに試合や練習で新たに故障しないよう努めるため、さらなる問題を抱えやすいと続けた。
「長い負傷を経験している選手は、2本の脚を守るような反応をしたりする」とし、バドシュトゥーバーのような選手はけがの連鎖を断ち切るために、神経学的、肉体的なリハビリが必要だと付け加えた。
バドシュトゥーバーの足首骨折は、2012年以降では自身4度目となる負傷となっており、バイエルンの「スパイク病」と呼ばれる症状の最新事例となっている。
2016年最初の試合でボアテングが負傷した際、トーマス・ミュラー(Thomas Muller)は簡潔な表現を思い付き、「クリスマス前には14人しかいなかった。どういうわけか僕らはスパイク病にかかっているからね」とコメントした。(c)AFP