【2月19日 AFP】南スーダンで民間人の避難所となっている国連平和維持活動(PKO)「南スーダン派遣団(UNMISS)」基地で17日夜に起きた戦闘について、国際医療支援団体「国境なき医師団(MSF)」は18日、少なくとも18人が死亡したと発表した。うち2人は現地職員で、自宅で襲われたという。

 MSFは声明で「民間人に対する襲撃は許し難い」と非難するとともに、武装グループにこうした襲撃を止めるよう要求した。

 これに先立ち国連(UN)は、北東部マラカル(Malakal)にあるUNMISS基地内で17日夜~18日、地元民族のディンカ(Dinka)人とシルク(Shilluk)人の間で争いが発生し、7人が死亡、40人が負傷したと発表していた。

 マラカルの基地内では4万7700人余りが避難生活を送っているが、その多くは何か月間も支援物資が届かず、避難場所もなかった地域から逃れてきた人々だ。国連は2013年末に内戦が発生して以降、8か所の基地に避難所を設けており、約20万人が電気柵に守られながら暮らしている。避難施設への武器の持ち込みは認められていない。(c)AFP