【2月19日 AFP】フランス・パリ(Paris)の裁判所は18日、サッカー元カメルーン代表のサミュエル・エトー(Samuel Eto’o)のかつての交際相手による暴露本の出版を禁止する判決を下した。出版社はこの決定を不服として上訴している。

 ナタリー・コー(Nathalie Koah)さんによる暴露本「リベンジポルノ―フットボール、セックス、金:サミュエル・エトーの元交際相手の証言(Revenge Porn - Football, sex, money: the testimony of Samuel Eto'o's ex')」には、自らを「辱められて裏切られた」と考えている女性のストーリーがつづられている。

 18日に出版予定だった本の中で29歳のナタリーさんは、既婚者であるエトーがスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)、イタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)、イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)でプレーしていた2007年から2014年にかけての自身との関係を暴露している。

 この本に対しエトーの弁護士は、フランスのプライバシーに関する法律に違反するとして裁判を起こし、この主張が認められた。

 判決を受けてパリにある出版社の弁護人であるオリビエ・パルド(Olivier Pardo)氏は、すぐさま上訴している。

 パルド氏はAFPに対し、判決は「本当にショックであきれている。全くもって不当だ。本はエトー氏だけでなく、ナタリー・コーの生活をあらわにするものだ」とコメントしている。

 34歳のエトーとコーさんは、2014年中頃にもめにもめて破局して以来、対立を続けている。

 カメルーン出身のコーさんはエトーがインターネットに彼女のヌード写真を流したと主張し、対するエトーはコーさんが「詐欺師で信頼を壊した」と非難している。

 コーさんは自身のフェイスブック(Facebook)に動画を投稿し、「判決を残念に思いますが、打ちのめされてなどいません。私はこのストーリーの被害者です。私は真実をありのまま述べることを許されていないのです」と語っている。

 フランスでは、一時的なものであっても本の出版禁止が言い渡されることはほとんどない。(c)AFP