【2月18日 AFP】テニス、ドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2016)は17日、女子シングルス2回戦が行われ、アナ・イワノビッチ(Ana Ivanovic、セルビア)は7-6、6-2でトップシードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)を破り、ベスト8進出を決めた。

 この日は、第1シードのハレプだけでなく、ガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)、カルラ・スアレス・ナバロ(Carla Suarez Navarro、スペイン)、ペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)の上位4シード全員が、初戦で敗退する波乱が起きた。

 元世界ランク1位のイワノビッチは、コートの水漏れを気にせず、試合に集中するようナイジェル・シアーズ(Nigel Sears)コーチに指示を受けながら、セットポイントをしのぎ、第1セットのタイブレークを制した。

 第2セットはブレーク合戦となったが、イワノビッチが5-2と決定的なリードを奪うと、次のサービングフォーザマッチを確実にものにした。

 バーバラ・ストリコバ(Barbora Strycova、チェコ)との準々決勝に駒を進めたイワノビッチは、ハレプ戦を「昨年から振り返っても、最高に質の高い試合の一つ」と表現した。

「少し不安な立ち上がりでした。焦りすぎていました。でも、そこから落ち着いてゲームのレベルを上げ、勝てたことがうれしいです」

 鼻の感染症を抱えるハレプだが、コンディションは、ほぼ完全な状態に戻ったと話している。

「まずまずでした、攻撃的にプレーできましたし。向こうが本当に良いプレーをしていたので。素晴らしい立ち直りでしたね」

「負けたのは残念ですが、よしとしましょう。感覚は良いので。痛みもありません。良いことです。大事なのは健康でいられることですから」

(c)AFP/Scott Williams