【2月16日 AFP】韓国の朴槿恵(パク・クネ、Park Geun-Hye)大統領は16日、北朝鮮に核開発をやめさせるには全く新しい方法が必要だと述べ、北朝鮮の挑発には断固とした強硬姿勢で臨むことを明らかにした。

 総選挙を控える国会で演説した朴大統領は、韓国がここ数年の間、北の隣国からの脅威に「まひ」してきたとして、もっと勇気ある態度を取ってもいい時期だと述べた。

 韓国は先週、北朝鮮の開城(Kaesong)工業団地で行っていた南北協力事業を全面的に中断するという前例のない措置を取り、北朝鮮は韓国側関係者の即時退去を命じていた。

 朴大統領は、「既存の手段と善意では、北朝鮮の核開発の意志をくじくことはできないことがはっきりした」として、「今こそ、北朝鮮に現実的な変化をもたらす根本的な解決策を見つけ、それを実行する勇気を見せる時が来た」と述べた。

 朴大統領の演説後、聯合(Yonhap)ニュースは、韓国国防省関係者の話として、米軍のステルス戦闘機「F22」4機が17日、北朝鮮をけん制するため韓国へ飛来する予定だと報じた。(c)AFP/Hwang Sung-Hee