【2月14日 AFP】米大統領選に出馬しているヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)前国務長官が在任中に、私用メールアドレスを公務に使用していた問題で、国務省は13日、私用メール551通を新たに公開し、このうち84通を機密扱いに再分類したことを明らかにした。

 国務省は合計5万5000ページに及ぶメールのうち、これまでに4万6000ページ近くを公開した。今月末までには公開を完了させる予定。

 13日に公開されたメールは、私用メールサーバーを通じて送受信された文書1012ページ分で、部分的に編集されている。このうち、送信当時に機密扱いではなかった81通は、機密度を表す分類で最も低い「confidential(部外秘)」とし、3通は「secret(秘密)」に分類レベルを引き上げた。

 国務省は先月、私用メールサーバー内の文書22件を「top secret(最高機密)」と判断し、発表しない方針を表明した。クリントン氏のメール問題をめぐっては、米連邦捜査局(FBI)が調べを進めている。(c)AFP