■腹をすかせたオオカミ

 ジョコビッチは「限界」を定めることはないと語っており、これまでにコート上で達成されてきたことをしのぐようなキャリアに期待を寄せている。

 昨年は、2011年に続きグランドスラム3大会で優勝を飾るなど、ジョコビッチはキャリア最高の一年を過ごした。

 今シーズンは、メジャー4大会制覇と五輪での金メダルを手にする「ゴールデン・スラム」が懸かっており、ジョコビッチもこの事実を無視せずにはいられないだろう。

 それでもジョコビッチにとっては、全仏オープンテニス(French Open)を制してキャリアグランドスラムを達成することが優先事項となっている。全仏は昨年大会決勝でスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)に敗れ、唯一逃しているビッグタイトルとなっている。

「昨日、良い例え話を耳にした。坂を上り、山を駆け上がることは、オオカミにとってたやすいことだ。丘の上にいるオオカミよりも腹をすかせているから」

「いろいろな見方ができると思う。でも僕は、ナンバーワンを狙って毎週戦っている誰も彼もが、みんな貪欲になっているということは分かっている」

「リラックスして楽しもうなんてことはできない。するはする。もちろん楽しみたいし、そうするつもりだけれど、それも数日だけだ」

「それが過ぎれば、これからのシーズンの各大会を通じて、どうすればしっかりとしたプレーをしていけるかをもう考えているだろう」

(c)AFP/Robert SMITH