【1月26日 AFP】起業家精神に富む1人のニューヨーカーが、大雪を利用してお金を稼ごうと、自宅の裏庭にイグルー(北極圏のイヌイットが雪で造るドーム型住居)を造り、2人分で1泊200ドル(2万4000円)の物件として、自宅貸し借り仲介サービス「Airbnb(エアビーアンドビー)」に情報を掲載した。

 フリーランスのアートディレクター、パトリック・ホートン(Patrick Horton)さんは、ルームメイト2人と6時間かけてブルックリン(Brooklyn)版のイグルーを完成させ、おしゃれなグリーンポイント(Greenpoint)地区近郊にある「2人用の小型ウィンターイグルー」としてAirbnbに情報を掲載。

 だが、それからわずか6時間後、宿泊施設の基準を満たしていなかったとして同サイトから情報を削除するという通知があったという。

 ホートンさんによれば、Airbnbからは冷遇されたが、情報が掲載されている間に問い合わせが5件あったという。

「興味深いことに、Airbnbはイグルーの貸し出し自体は認めており、サイト上にもイグルーの宿泊情報が掲載されているのに、どういうわけか、僕たちのイグルーは条件を満たさなかったようだ」とホートンさんはAFPに語った。

 Airbnb側は今のところ、この件に関するAFPの取材要請には応じていない。

 先週末、米国東部は暴風雪に見舞われ、ニューヨーク(New York)市内にあるセントラルパーク(Central Park)では23日、68センチの積雪を記録し、1869年に同市で統計が開始されて以降、2番目に多い積雪量となった。(c)AFP