【1月25日 AFP】15-16スペイン1部リーグは24日、第21節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は1-1でレアル・ベティス(Real Betis)と引き分けた。

 レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は、就任後初めて勝ち点を落とし、首位FCバルセロナ(FC Barcelona)との勝ち点差は4に開いた。

 公式戦ここ10試合で勝利のないベティスは、そのうち最近7試合では得点も挙げられていなかったが、この試合では前半7分に見事なシュートからゴールを決めた。

 ルベン・カストロ(Ruben Castro)の最初のシュートはレアル・マドリードのGKケイロール・ナバス(Keylor Navas)に防がれたものの、最終的にこぼれ球が前に来たアルバロ・セフード(Alvaro Cejudo)がペナルティーエリア手前からボレーシュートを蹴り込んだ。

 ジダン監督就任後の2試合で10得点を挙げていたレアル・マドリードだったが、ベティスの出足の良さに安定感を欠いた。アウェーチームはそんな中でも徐々にリズムをつかみ始めたが、GKアントニオ・アダン(Antonio Adan)と1対1となったクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)がシュートを大きく外し、さらにペペ(Pepe)が至近距離から放ったヘディングシュートも枠をとらえられず、得点を奪うことができなかった。

 それでもレアル・マドリードは後半26分、ついに同点弾を手にした。ハメス・ロドリゲス(James Rodriguez)がオフサイドにもみえるポジションでトニ・クロース(Toni Kroos)からのパスを受けて守備の裏に抜け出すと、ロドリゲスの横パスを受けたカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)が今季公式戦20試合で21点目となるゴールを決めた。

 決勝点を狙うレアル・マドリードはその後もプレッシャーをかけ続けたが、アダンがロドリゲスとベンゼマのシュートを見事に防いだ。(c)AFP/Kieran CANNING