【1月24日 AFP】(更新)全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2016)は24日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第7シードの錦織圭(Kei Nishikori)は6-4、6-2、6-4で第9シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga、フランス)を下し、準々決勝進出を決めた。

 全豪での決勝進出経験を持つツォンガを約2時間で退けた錦織は次戦、第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)と第14シードのジル・シモン(Gilles Simon、フランス)の勝者と対戦する。

 ツォンガとの戦績を5勝2敗とした錦織は、全豪では2012年と昨年に続き3度目、四大大会(グランドスラム)では通算5度目となる8強入りを果たした。故佐藤次郎(Jiro Satoh)氏の6回が日本人選手のグランドスラム8強入り回数の最多記録となっており、錦織はその記録にあと一つと迫っている。

 錦織は過去2度ツォンガとグランドスラムで対戦し、2試合ともフルセットにもつれ込んでいたが、この日は快勝を収めた。

 グランドスラムでは3度目となった直接対決で生き生きとしたプレーを見せた錦織は、調子の上がらないツォンガから5度のブレークを奪った。精彩を欠いたツォンガは8本のダブルフォールトを数え、アンフォーストエラーは36本を記録した。

 錦織は試合後、「今日は良い感じで、特にジョーを相手にストレートで勝てたことは大きい。良い試合をして準々決勝に進めてうれしい。目の前の一戦のことを考えるようにしている。何回戦を戦っているかも気にしていないし、自分のやることだけに集中している。次の試合に向けてしっかり回復できるようにしたい」とコメントした。

 錦織はツォンガのよりもサーブを効果的に使い、ファーストサービスでのポイント獲得率が74パーセント、セカンドでは同64パーセントを記録した。

 錦織は、ジョコビッチとの直接対決では2勝5敗と負け越している。一方、シモンとの対戦はこれまでに一度もない。(c)AFP