【1月22日 Relaxnews】まるで子犬のように持ち主について来るスーツケースが、近く発売されるかもしれない。イスラエルのロボット会社「NUAロボティクス(NUA Robotics)」が、ハンズフリーで移動可能な機内持ち込みサイズのスーツケースのプロトタイプを完成させたのだ。

 スマートフォンのアプリで制御できるスーツケース「ブルースマート(Bluesmart)」は、カメラセンサーとブルートゥース(Bluetooth)で持ち主の位置を特定し、平坦な場所であれば自動でついて来る。空港やホテルのロビーにはぴったりだ。

 まだ初期の試験段階ながら、同社は約1年後には発売にこぎ着けたい考えだと、ニュースサイト「マッシャブル(Mashable)」は報じている。

 ブルースマートは、近接センサーにより障害物を避けることができ、スマートフォンやタブレットなどのモバイル機器に電力を供給するUSBポートも備える。

 盗難防止アラームや位置追跡機能に加え、重量計も内蔵しており、制限を超過すれば知らせてくれる。届いた情報は、リアルタイムでスマートフォンに送信される仕組みだ。うっかり置き忘れた場合でも、一定距離以上離れるとアラームが鳴る機能も用意されているという。(c)Relaxnews/AFPBB News