【1月20日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2016)は19日、男子シングルス1回戦が行われ、大会第5シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-7、6-4、6-3、6-7、2-6でフェルナンド・ベルダスコ(Fernando Verdasco、スペイン)に敗れ、大会初戦で姿を消した。

 四大大会(グランドスラム)で通算14回の優勝を果たし、史上最多のロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)に迫る実績を持つナダルだが、ベルダスコに4時間41分で敗れ、グランドスラムでは自身2度目となる1回戦敗退となった。

 まさかの敗退に終わったナダルだが、敗戦の言い訳はせず、グランドスラムでは最も得意としていて優勝9回を誇る5月末の全仏オープンテニス(French Open 2015)に向け、まずは母国で練習に励むと語っている。

 ナダルは「つらい敗戦だ。去年は調子が悪くて、準備にも不安があったが、今年はまったく違う。ここまで試合でも練習でも良いプレーができていた」とコメント。

「もちろんつらい。一生懸命に練習をこなして重要な大会に臨んだのに、こんなに早く負けてしまったんだからね。つらいけれど、自分にできる準備は全部してきたことはわかっている。僕の日じゃなかった。前に進み続ける。それしかない」

「頑張って練習を続けるほかない。ここ4、5か月でやってきたように、練習するだけだ」

 今一つ振るわなかった2015年からの巻き返しを狙うナダルは、練習でのプレーを出せなかったことに落胆しており、「そこだね。ここまで良いテニスができていたのだから、次は今日よりもっと良い試合をしたい」と話している。

 ナダルがグランドスラム初戦で姿を消すのは、2013年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2013)以来2度目。グランドスラムは出場した6大会連続でベスト8の壁に阻まれ、2014年の全仏オープン(French Open 2014)を最後に優勝から遠ざかっている。(c)AFP/Talek HARRIS