【1月18日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2016)は18日、男子シングルス1回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-3、6-2、6-4で韓国のチョン・ヒョン(Hyeon Chung)に快勝し、2回戦進出を決めた。

 世界ランク1位のジョコビッチは、同51位のチョンを相手に、さまざまなショットで揺さぶりをかけると、アイスベストと水なしには戦えない酷暑のコートを走り回らせた。

 ジョコビッチは、第1セットでチョンに1度ブレークを許したものの、得意の開脚ボレーなどで19歳のチョンを圧倒し、40分で1セットアップとした。

 ファーストサーブが入ったとき、89%の確率でポイントを取ったジョコビッチは、ネット際のプレーでも冷静で、15回のチャンスをすべてものにした。

 第2セットでは、ジョコビッチが序盤から2度のブレークで4ゲームを連取。第3セットの第1ゲームで最後のブレークを奪うと、そのままサービスキープで試合を制した。

 歴代最多タイとなる6度目の全豪オープン制覇を目指すジョコビッチは、「ロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)に戻ってくるのは、大きなプレッシャーでもある。ここは最も良い成績を残しているコートだし、ここで戦った試合には多くの思い出がある」とコメントした。

「チョンはまだ19歳だ。長身だし、コートの深い位置で良いプレーをする。今後が楽しみだ」

 同日の試合では、第6シードのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)も7-5、6-1、6-2でインドのユーキ・バンブリー(Yuki Bhambri)に勝利し、50回連続出場となる四大大会(グランドスラム)1回戦を白星で飾った。

 ベルディハは、第1セットに1度ブレークを許したものの、その後は自分のペースで試合を進め、バンブリーのサービスゲームを6回破ると、ウイナー35本、サービスエース13本を記録した。

 ベルディハは次戦で、ボスニア・ヘルツェゴビナのミルザ・バシッチ(Mirza Basic)と対戦する。(c)AFP