【1月14日 AFP】2014年に消息を絶ったマレーシア航空(Malaysia Airlines)MH370便の捜索で、海底に沈んだ難破船が見つかった。当局が13日、明らかにした。同機の捜索活動で難破船が見つかるのは2度目。

 乗客乗員239人を乗せたMH370便は2014年3月8日、クアラルンプール(Kuala Lumpur)から北京(Beijing)に向かっていた途中、消息を絶った。オーストラリア率いる国際捜索チームが、南インド洋(Indian Ocean)で同機の捜索を続けている。昨年7月には、長さ2メートルの「フラッペロン」と呼ばれる翼の一部が、インド洋にあるフランス海外県レユニオン(Reunion)島の海岸に打ち上げられ、同機のものと確認された。

 それ以降の発見はないままだったが、不明機の捜索活動を統括する合同機関調整センター(JACC)の発表によると、昨年12月19日、深さ約3700メートルの海底で、19世紀の変わり目に沈没したとみられる鉄または鋼鉄製の船が見つかった。同機の捜索では昨年5月にも、別の難破船のいかりやその他の人造物が発見されていた。(c)AFP