【1月11日 AFP】イングランドFAカップ(FA Cup 2015-16)は10日、3回戦の試合が行われ、フットボールリーグ2(4部)のオックスフォード・ユナイテッド(Oxford United)が3-2でプレミアリーグのスウォンジー・シティ(Swansea City)を破る番狂わせを演じた。

 アラン・カーティス(Alan Curtis)暫定監督の下で立て直しを図るプレミアリーグ17位のスウォンジーは、前半23分にジェフェルソン・モンテーロ(Jefferson Montero)のバックヒールで先制したものの、ハーフタイム直前には、カイル・バートリー(Kyle Bartley)がエリア内で危険なタックルをしてPKを献上。オックスフォードのリアム・セルクーム(Liam Sercombe)がこれを決め、両チームは1-1で前半を折り返した。

 迎えた後半4分、先日23歳の誕生日を迎えたばかりのケマー・ルーフ(Kemar Roofe)が、エリア手前からカーブのかかったシュートをネットに突き刺すと、さらに10分後にも得点を追加した。

 同21分、バフェタンビ・ゴミス(Bafetimbi Gomis)がなんとか1点を返したスウォンジーだが、先発メンバーを大幅に入れ替えたカーティス監督の戦略は奏功せず、1985–86シーズンのリーグ杯覇者であるオックスフォードに歴史的勝利を許した。

 ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(West Bromwich AlbionWBA)のユース出身のルーフは、BBCスポーツ(BBC Sport)に対し、「ものすごいことになっている。みんな跳びはねているよ。試合中の雰囲気は最高だったし、試合後の更衣室でも同じ感じだ」とコメントしている。

「リーグ戦だったらもう少しボールを保持できたかなと思うけど、もちろん相手はパスサッカーで有名なチームだったからね。でも僕らは引けを取らなかった」

「今夜は勝利に喜びに浸って、明日はおそらく休みだ。明後日から、また通常に戻る」

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