【1月8日 AFP】サッカーW杯の初開催から100周年の節目となる2030年大会(2030 World Cup)の開催地に、アルゼンチンとウルグアイが共同で立候補することが明らかになった。7日、両国の大統領が発表した。

 アルゼンチンのマウリシオ・マクリ(Mauricio Macri)新大統領は、クリスティナ・フェルナンデス・デ・キルチネル(Cristina Fernandez de Kirchner)前大統領の下で冷え込んでいた隣国ウルグアイとの関係を改善すべく、同国を訪問していた。

 そして大統領はこの日、その流れをさらに加速させる「これ以上ない機会として、2030年W杯の開催国に共同で立候補することを決めました」と発表した。

 2030年のW杯は、1930年に行われたW杯の第1回大会からちょうど100周年の節目に当たる。記念すべき第1回大会は、開催国のウルグアイが4-2でアルゼンチンを破り、優勝を果たした。

 マクリ大統領は、ウルグアイ南西部コロニア(Colonia)のタバレ・バスケス(Tabare Vazquez)大統領の別荘で、共同会見を行った。

 マクリ大統領は、過去にアルゼンチン有数の強豪サッカークラブ、ボカ・ジュニアーズ(Boca Juniors)の会長を務めたことがある。一方のバスケス大統領も、国内クラブのCAプログレッソ(CA Progreso)の会長を経験している。

 南米大陸でのW杯開催は、1978年のアルゼンチン大会以降では2014年のブラジル大会(2014 World Cup)のみとなっている。(c)AFP