【1月8日 AFP】ダカールラリー2016(Dakar Rally 2016)は7日、第5ステージが行われ、プジョー(Peugeot)のセバスチャン・ローブ(Sebastien Loeb、フランス)が今大会ステージ3勝目を挙げ、総合争いでリードを広げた。

 アルゼンチンのサン・サルバドール・デ・フフイ(San Salvador de Jujuy)からボリビアのウユニ(Uyuni)間のスペシャルステージ(競技区間)327キロで争われたステージで、ローブは3時間32分34秒を記録し、大会初参戦での快調な走りはこの日も続いた。

 カルロス・サインツ(Carlos Sainz、スペイン)が2位、ステファン・ペテランセル(Stephane Peterhansel、フランス)が3位に入り、今ステージはプジョー勢が表彰台を独占している。

 世界ラリー選手権(WRC)で優勝9度の実績を残しているローブは、標高が最高で4600メートルを超えるボリビアの悪名はせる高地も問題にしなかった。

 総合争いでもローブは、優勝11度のペテランセルに7分48秒差、サインツに13分26秒差をつけて首位に立っている。

 前回大会を制しているミニ(MINI)のナセル・アルアティア(Nasser Al-Attiyah、カタール)は4位でステージを終え、総合でも4位となっている。このステージではローブと3分7秒差、総合では14分16秒差がつき、プジョー勢はほとんど無敵に見えると認めている。

 二輪部門では、前回大会で総合3位に入賞したKTMのトビー・プライス(Toby Price、オーストラリア)がステージを制した。(c)AFP