【1月5日 AFP】ダカールラリー2016(Dakar Rally 2016)は4日、第2ステージが行われ、四輪部門でプジョー(Peugeot)のセバスチャン・ローブ(Sebastien Loeb、フランス)が初のステージ優勝を飾った。

 世界ラリー選手権(WRC)で9度の優勝を誇る41歳のローブは、前日から続く激しい降雨の影響でスペシャルステージが短縮される中、アルゼンチンのビジャカルロスパス(Villa Carlos Paz)からテルマス・デ・リオ・オンド(Termas De Rio Hondo)間の競技区間387キロメートルを3時間45分46秒で完走した。

 プジョーは、過去に何度もダカールで総合優勝を果たしている50歳のステファン・ペテランセル(Stephane Peterhansel、フランス)も、トップから2分30秒弱の差で2位に入った。

 一方、2014年大会で総合優勝を果たしたミニのホアン・ナニ・ロマ(Joan Nani Roma、スペイン)は、途中でぬかるみにはまり、総合でトップから約46分遅れ。さらに、チームメートのオルランド・テラノバ(Orlando Terranova、アルゼンチン)も同じ場所で動けなくなり、約30分遅れとなっている。

 二輪部門では、KTMのトビー・プライス(Toby Price、オーストラリア)が第2ステージ優勝を制した。プライスは初出場となった2015年大会でも1勝を挙げるなどして、初出場ながら総合3位に入っている。

 今年のダカールラリーは、激しい雷雨などの悪天候で3日に予定されていた開幕ステージが中止となっている。(c)AFP