【12月31日 AFP】フィリピン出身のプロボクサー、マニー・パッキャオ(Manny Pacquiao)が、来年4月9日に米ラスベガス(Las Vegas)でティモシー・ブラッドリー(Timothy Bradley、米国)との通算3度目の対戦に臨むと、プロモーターを務めるボブ・アラム(Bob Arum)氏が30日、明かした。

 トップランク(Top Rank Boxing)社を率いるアラム氏はAFPに対し、試合会場はMGMグランド・ガーデン・アリーナ(MGM Grand Garden Arena)が予定されていると語っている。

 パッキャオ自身は政治活動に専念するため、来年4月の試合を持って引退すると語っているが、アラム氏はこの試合をパッキャオの引退試合として売り込むことはしないと語った。

 アラム氏は「これが彼の最後の試合になるかどうかは分からない。最後の試合になるかもしれないし、そうならないかもしれない」とコメントしている。

 2010年から母国で下院議員を務めるパッキャオは、今年10月に来年の選挙で上院議員に立候補すると表明していた。

 5月に行われたフロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.、米国)との「世紀の一戦」の後に右肩の負傷を明かし、手術を受けたパッキャオは、今週フェイスブック(Facebook)上で行われたファンとの質疑応答で、肩の状態は「100パーセント」だと語っている。

 両選手は過去2度対戦しており、2012年6月の初対戦ではパッキャオ勝利かと思われたが、ブラッドリーが判定勝ちを収めた。

 2014年4月の再戦ではパッキャオが3-0の判定勝ちでリベンジに成功し、前回の対戦で失ったWBOウエルター級王座を取り戻した。(c)AFP/Rebecca BRYAN