【12月28日 AFP】15NFLは27日、第16週の試合が行われ、サンフランシスコ・フォーティナイナーズ(San Francisco 49ers)は17-32でデトロイト・ライオンズ(Detroit Lions)に敗れた。それでも、フォーティナイナーズで再び始動した元ラグビー選手のジャリード・ヘイン(Jarryd Hayne)は、2度目のチャンスを無駄にせず、NFLで自己最高成績を収めた。

 ラグビー選手時代にオーストラリアで輝かしい成績を残しているヘインだが、NFLでは失敗が続き、10月にフォーティナイナーズを解雇された。プラクティス・スクワッド(育成枠)として再契約し、6週間を過ごした後、ヘインは故障者が続出するフォーティナイナーズで再びロスター入りしていた。

 ランニングバック(RB)としてプレーするヘインは、キャリア最高となる11ヤードのランなど、計27ヤードを獲得し、9回のキャリーを記録している。

 また持ち前の器用さも発揮し、5本のパスレシーブで20ヤードをマークした。しかし、シーズン序盤から与えられていたパントリターンの役割は、回ってこなかった。

 プレシーズンで苦戦し、レギュラーシーズン開幕後も危なっかしいプレーが続いていたヘインは、最初のパントリターンなど、計3回ファンブルを犯すと、6試合で解雇を言い渡された。

 ヘインは、練習生になったことで自分の技術に対する自信を深め、27日の試合では、NFL挑戦が夢では終わらないことを確信したという。(c)AFP