【12月24日 AFP】「イタリアの種馬」の異名を持つポルノ男優のロッコ・シフレディ(Rocco Siffredi)さん(51)がこのほど、国内の学校で性教育を義務化することを求める署名運動を開始し、その教員に自ら名乗りを上げた。

「この運動を始めようと思ったのは、セックスが素晴らしいものだからだ」。署名サイト「Change.org」のページにシフレディさんはこう記している。イタリアのステファニア・ジャンニーニ(Stefania Giannini)教育相に宛てたこの署名集めは22日に始まり、翌日までにおよそ2万1600人分が集まった。

 シフレディさんは「私の名前と経験を提供しよう。イタリアの学校を回るために体を開けておくし、個人として運動を進めていく考えだ」と意気込んでいる。

 イタリアで性教育を学校のカリキュラムに取り入れようという試みは100年前からあり、法案も多数提出されてきたが、これまでのところ実現していない。

「ポルノは娯楽であるべきだが、ほかに方法がないため、特に若者にとっては学びの手段となってしまった。私はこの仕事を30年間してきて、ポルノが性教育にはなり得ないことを十分にわかっている」とシフレディさんは述べている。(c)AFP