【12月18日 AFP】サッカースウェーデン代表のズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)が17日、2018年のロシアW杯(2018 World Cup)出場を目指すかは「わからない」と話し、2016年6月に開幕する欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)を最後に代表を引退する可能性を示唆した。

 スウェーデン代表で111キャップを誇る34歳のイブラヒモビッチは、「代表に関しては、まず欧州選手権がある。本大会に進めてうれしいし、出場して、大会を楽しむつもりだ」と話しつつ、夏以降については明言を避けた。

「そのあとのことはわからない。ロシアW杯の予選でプレーするかは、自分でもわからない。まだずっと先の話だし、今は答えを出せないね」

 スウェーデンは11月、イブラヒモビッチの複数ゴールの活躍もあり、プレーオフでデンマークを退けて欧州選手権の出場切符を手にした。本大会では、先日行われた抽選の結果、ベルギー、イタリア、アイルランドと同じという厳しいグループに組み込まれている。

 現在はフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に所属するイブラヒモビッチ。インタビューの話題は、クラブレベルでの今後についても及んだ。

 PSGとの契約が来年6月で満了となるイブラヒモビッチは、自分が来年、どこでプレーしているかはわからないと話している。

「今後の行き先については、まだ考えがまとまっていない。これは自分としても初めてのことだ」

「これまではたいてい、複数年の契約を結んでいる途中でクラブを替えてきたが、今回は状況が異なる。契約は来年の夏で終わり、その後はどこへ行こうと自由だ。だから、自分にとってもまったく未体験のことになる」

(c)AFP/David HARDING