【12月14日 AFP】シリアの首都ダマスカス(Damascus)東部で13日、包囲されたシリアの反体制派の拠点に激しい砲爆撃があり、民間人少なくとも45人が死亡した。

 在英の非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」の発表によると、政府軍が発射したロケット弾が、反体制派が掌握する東グータ(Eastern Ghouta)地区のドゥマ(Douma)、ハラスタ(Harasta)、サクバ(Saqba)、イルビン(Irbin)の各町に撃ち込まれた。

 同監視団のラミ・アブドル・ラフマン(Rami Abdel Rahman)代表は、これらの町は空爆も受けたが、空爆がシリア軍機によるものかロシア軍機によるものかは不明だと述べた。同代表によると、ドゥマの空爆のうち1回は学校の近くを直撃し、校長が死亡したという。

 同代表によると、空爆で数十人が負傷し、死者には少なくとも子ども10人と女性4人が含まれていた。

 ドゥマの活動家グループは、崩れ落ちる建物と、仮設診療所に横たわる血だらけの子どもたちの写真をフェイスブック(Facebook)に投稿している。

 ラミ・アブドル・ラフマン代表は、13日の爆撃で反体制派の戦闘員1人も死亡したと語った。(c)AFP