【12月11日 AFP】サッカーホンジュラス代表のアルノルド・ペラルタ(Arnold Peralta)が、同国北部のラ・セイバ(La Ceiba)にあるショッピングモールの駐車場で、走行中の車両からの発砲を受けて死亡した。地元警察が10日、発表した。

 ペラルタはスコットランドのグラスゴー・レンジャーズ(Glasgow Rangers)でプレーした経験を持ち、現在は同国首都のテグシガルパ(Tegucigalpa)に本拠地がある1部リーグのCDオリンピア(CD Olimpia)に所属。2012年のロンドン五輪で代表メンバーに選出された。

 ホンジュラスはギャング間の抗争が激しいことも有り、世界で最も殺人率の高い国の一つとなっている。

 当局は少なくとも発砲した人物1人の行方を追っている。警察の広報担当によれば、ペラルタの所持品は持ち去られていないため犯行の動機は物盗りでは無いと考えられており、車かバイクに乗った1人、あるいは2人による犯行のようだとしている。

 CDオリンピアのオスマン・マドリード(Osman Madrid)副会長は地元放送局HRNに対し、「われわれは悲しみ、うろたえている」とコメントしている。

 ペラルタは地元ラ・セイバのローカルリーグで名を成し、2009年にはU-20W杯でホンジュラス代表に選出。2013年にレンジャーズへ加入すると、今年1月には国内で最も成功収めたチームであるオリンピアに移籍していた。(c)AFP