【4月20日 AFP】カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部のコリンチャンス(Corinthians)のファンら8人が、サンパウロ(Sao Paulo)にあるファンクラブ本部で銃撃され死亡した。地元当局が19日、発表した。

 サンパウロの軍警察の広報担当がAFPに伝えたところによると、コリンチャンスが翌日に試合を控えた18日夜、ファンクラブ本部で銃撃を受けた7人が現場で死亡し、現場近くのガソリンスタンドにいた1人も銃で撃たれ病院で死亡した。このファンクラブは、コリンチャンスのクラブ自体と直接的な関係はないという。

 19日に行われた地元のライバルであるパルメイラス(Palmeiras)との一戦を前にコリンチャンスは、チームカラーの黒地に白の文字で「哀悼」の文字をツイッター(Twitter)に投稿した。

 同国のニュースサイトG1によると、少なくとも2人の武装した男がファンクラブ本部に突入し、7人を殺害した。目撃者によると、被害者全員は横たえさせられ銃で撃たれたという。

 ブラジルではサッカーの試合に関連した暴力行為が横行している。調査によると、2013年にはブラジル国内で約30人がサッカーが関連した暴力行為で死亡している。(c)AFP