渦中のベンゼマが釈明、セックステープ事件で「迫害された」
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■一緒に欧州選手権へ
サッカーの実力で言えば、ベンゼマはフランスを代表するトップストライカーと評価されているものの、レ・ブルー(Les Bleus、フランス代表チームの愛称)の攻撃陣は層が厚く、問題児は国際大会でメンバーから外される傾向にある。
ヴァルブエナは先週、仏紙ルモンド(Le Monde)の取材で初めて公のコメントを出し、ベンゼマの行動に「とても、とても、とてもがっかりした」と語っていた。
いつかヴァルブエナと一緒に再び代表チームに招集されることを望んでいるというベンゼマは、TF1とのインタビューで、「全員にとって良い方向に向かうことを望んでいる。マチューにとっても、そして自分や友人(ゼナティ被告)にとってもね」と語った。
「願わくば、一緒にフランス代表チームに戻り、欧州選手権で優勝したい」
ところが、その野望の前にはすでに高い壁が立ちはだかっている。
フランスのマニュエル・バルス(Manuel Valls)首相は1日、来年開催される欧州選手権の代表は、模範となるべき選手でなければならないと発言した。
ベンゼマの弁護士はこれに対し、2日付の仏大衆紙パリジャン(Le Parisien)でのインタビューを利用してバルス首相に反論した。
「これは首相の言葉なのか、それともFCバルセロナ(FC Barcelona)のファンがレアル・マドリードの選手について話したことなのか?」
実際、バルス首相はスペイン・カタルーニャ(Catalonia)自治州の出身で、今年6月には政府専用機で息子と独ベルリン(Berlin)に行き、大好きなFCバルセロナが欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)の決勝でプレーするのを見届けている。(c)AFP