新王者フューリー、クリチコ戦で「ドーピングの罠を恐れた」
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■統一戦が注目されるワイルダーには「順番を待て」
一方、フューリーは世界ヘビー級タイトル王者のライバルであるデオンテイ・ワイルダー(Deontay Wilder、米国)に対し、統一王座を争いたいなら順番を待てと主張している。
クリチコ側に再戦の選択権があるため、フューリーはその機会について望むところだとしており、WBC王者であるワイルダーとの統一王座争いは後回しになる可能性がある。
「なぜ、デオンテイ・ワイルダーについて話さなければならないんだ?」と述べたフューリーは、「彼の名前については、笑い飛ばしておこうじゃないか」と語った。
「この階級においては、ウラディミール・クリチコがナンバーワンだ。パウンド・フォー・パウンド王者とか、すべての意味においてね。この男が世界のトップであり、9年間もその座に君臨していたんだ」
「フロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.、米国)が去った今、ウラド(クリチコ)がその座を奪い、さらに俺が彼を追いやった。なぜ、俺がワイルダーみたいな新米に悩まされることになる?」
「あいつはバスケットボール選手で、数年前にボクシングを始めたばかりだ。俺は本当の意味で生まれつきのファイターであり、生涯にわたりボクシングを続けてきた」
「だから、デオンテイ・ワイルダーが統一王座を争いたいなら順番を待つ必要がある。なぜなら、ウラディミール・クリチコが第2ラウンドのゴングを鳴らしているからだ」
(c)AFP