■「状況は厳しい」

 ブライアントは試合後、「自分のシュートはいずれ良くなる。今日も80得点決めていてもおかしくなかった。その差はほんの小さなものだ。ただ、俺たちはもっと大きな問題を抱えている」とコメントした。

「俺には1試合平均35得点取れる自信がある。それなのに俺たちはなんだ?2勝12敗?チームは組織的なプレーを身につける必要がある。そうでなければバスケットボールにならない」

「状況は厳しい。今はとにかく落ち着かないと。台風の目に入るように、いったん落ち着かなくてはならない。強がってもしょうがないし、楽しめるわけではないんだから、こういう時間を有意義に使わないと。それに、この状況を受け入れる必要がある」

 レイカーズのバイロン・スコット(Byron Scott)HCは、ウォリアーズ戦のブライアントは「苦しんでいた」との見解を示した一方で、「コービーを信頼してるし、状態を上げてくるはずだ」と強調した。

 しかし、ソーシャルメディアの反応は、予想通り辛辣(しんらつ)だ。

 ラジオのパーソナリティーで、ツイッター(Twitter)で1億2400万人のフォロワーがいるシャラマーニ・ザ・ゴッド(Charlamagne Tha God)は、試合を観戦しながらつぶやきを投稿し、「コービーはNBAで20年プレーしてる。時の翁には誰も勝てない」と記し、そこに♯コービーの終焉とハッシュタグをつけた。

 また、かつての姿が見る影もないプレーを目にしたスポーツチャンネル%%ESPN%%の解説者、スティーブン・スミス(Stephen A. Smith)氏は、「こんな形で去って行くコービーを見るのは死ぬほどつらい。でも、もう終わりだ。彼にできることはもう何もない」と引退を勧めた。

 ブライアントについては、今季が最後になるとの臆測がシーズン前から出ていたが、開幕からのふがいない出来に、やはり引退は避けられないとの見方を強める人は多い。

 ブライアントは今季が2年契約の最終年だが、来季以降の去就については明言を避け続けている。それでも今月には、別の球団に移ってプレーを続けるつもりはないと話し、引退に気持ちが傾いていることをうかがわせた。

 ブライアントは、「今日その質問をされたら、答えは『今年が最後になる』だ。しかし未来のことは誰にも分からない。ただ、ほかのチームでプレーすることはない。何があろうと。それだけは絶対にない」と話している。(c)AFP