【11月22日 AFP】ボクシング、WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦は21日、米ネバダ(Nevada)州ラスベガス(Las Vegas)のマンダレイ・ベイ・イベント・センター(Mandalay Bay Events Center)で行われ、王者の三浦隆司(Takashi Miura)は、挑戦者のフランシスコ・バルガス(Francisco Vargas、メキシコ)に9回TKOで敗れ、王座から陥落した。

 今回が世界初挑戦となった30歳のバルガスは、4回にキャリア初のノックダウンを喫し、右目は腫れていたものの、三浦を9回1分31秒で退け、タイトルを獲得した。

 バルガスはこれで連勝を20に伸ばし、通算戦績を23勝(17KO)無敗1分けとしている。一方、2011年以来の敗戦を喫した三浦の連勝は9でストップし、通算戦績は29勝3敗2分けとなった。

 31歳の三浦は、2013年にガマリエル・ディアス(Gamaliel Diaz、メキシコ)から王座を奪うと、タイトルの防衛に4度成功している。

 8回終了時点の採点では三浦がリードしていたが、迎えた9回、優位に立ったのはバルガスだった。

 バルガスはラウンド序盤に左アッパーからの連打でダウンを奪うと、三浦はなんとか立ち上がったものの、バルガスの猛攻撃を浴びせられ、最後はレフェリーストップに終わった。(c)AFP