【11月20日 Relaxnews】山の頂にガラス張りのレストラン──映画『007 スペクター（SPECTRE）』で緊迫のアクションシーンの舞台として登場するオーストリアの高級スキーリゾート、ゼルデン（Soelden）ではこの冬、主人公ジェームズ・ボンド（James Bond）がもたらす絶大な広告効果に期待感を募らせている。

　6日に米国で公開された『007 スペクター』製作チームは、欧州の山頂を探しまわった末、ギザギザに切り立った山頂と太陽の下できらめくガラス張りの3階建てレストラン「Ice Q」に目を付け、ゼルデンをロケ地に選んだ。

　映画では敵の隠れ家として登場するこのレストラン。現実世界では、ジャガイモのクリームスープや、パセリをまぶしたポテトとクランベリーを添えた子牛のシュニッツェルなど、ヘルシーで心のこもったアルペン名物料理が味わえる。

　海抜約3500メートルに位置するゼルデンのスキーリゾートは、人口およそ3500人。最長コースは15キロで、標高差は1900メートルもある。アルペンスキーW杯（Alpine Ski World Cup）の開幕戦の開催地としても知られている。

　公式のスキーシーズンは11月21日から始まる。(c)Relaxnews/AFPBB News