現役引退のマッコウ、英雄ロムー氏の死を悼む
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【11月19日 AFP】現役引退を発表したラグビーニュージーランド代表(オールブラックス)の元主将リッチー・マッコウ(Richie McCaw)が、前日18日に突然この世を去った同国代表の伝説的選手、ジョナ・ロムー(Jonah Lomu)氏の死を悼んだ。
19日に以前から予想されていた現役引退を正式に発表したマッコウは、会見の冒頭で1分間の黙とうをささげると、40歳でこの世を去ったロムー氏の死に、世界中が心を痛めていると話した。
マッコウは、スーパースターになってからも謙虚さを忘れなかったロムー氏の姿勢は、オールブラックスが今後も目標とすべき見本だと称賛している。
マッコウは、1995年のラグビーW杯南アフリカ大会のころからロムー氏を尊敬していたと明かし、自身の代表デビュー戦、ロムー氏と肩を並べてプレーしたアイルランド戦は、テストマッチ通算148試合のキャリアのなかでもハイライトの一つだと続けた。
「あのW杯を見ていたのは今でも覚えている。決勝まで行ったときは『いいからジョナにボールを回せ』と思っていた。当時、自分のような若い連中にとってはそれくらいインパクトのある存在だった」
「それに、ラグビーにこれほどたくさんのお金が流れ込むようになったのは、彼のおかげだという話も聞いたことがあるだろう。彼をつかまえておくために、みんながお金を出した」
マッコウはラグビー史上最高とも言われる選手で、15年間の現役生活で史上最多となるテストマッチ148試合出場、2度のW杯優勝、3度の年間最優秀選手受賞など、数々の実績を残してきた。
しかし最も刺激的で、観客を沸かせることのできる選手という意味ではロムー氏の方が上かもしれない。彼がボールを持つたび、ファンはスピードでかわすのか、それともシンプルに相手をなぎ倒して進むのかと、胸を躍らせていた。(c)AFP