【11月10日 AFP】仏高級服飾品ブランド、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン傘下のスイスの時計メーカー「タグ・ホイヤー(TAG Heuer)」は9日、米インターネット検索大手グーグル(Google)および米半導体大手インテル(Intel)と共同で開発した腕時計型端末「コネクテッド(Connected)」を発表した。タグ・ホイヤーが腕時計型端末を手掛けるのは初めて。

 グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド(Android)」を搭載したコネクテッドの米国での販売価格は1500ドル(約18万円)。今年すでに販売を開始した米アップルの腕時計型端末「アップルウオッチ(Apple Watch)」のライバルと目されている。アップルウオッチの価格設定は349ドル(約4万円)からとなっているが、中には1万ドル(約123万円)以上のモデルもある。

 タグ・ホイヤーのウェブサイトによると、コネクテッドは、米俳優ブラッド・ピット(Brad Pitt)を広告に起用して人気となった同社の腕時計「カレラ(Carrera)」のデザインがベースとなっている。またチタン製のケーシングやサファイアガラスが使われているほか、「高性能タッチスクリーン技術」も採用されているという。

 コネクテッドでは、他のスマートウオッチと同様に、各種通知の受信やメッセージの送受信などが行える。アンドロイド搭載の端末の他、アップルの基本ソフト「iOS」搭載端末に対応しており、ブルートゥース(Bluetooth)やWi-Fi経由での接続も可能。(c)AFP