【10月18日 AFP】15-16スペイン1部リーグは17日、第8節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)がクラブ最多得点記録を更新するなど、レバンテ(Levante)に3-0で快勝し、暫定首位に浮上した。

 本拠地サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)にレバンテを迎えたレアルは、マルセロ(Marcelo Vieira Da Silva Junior)の得点で先制すると、ロナウドが追加点を奪い、終盤にはヘセ・ロドリゲス(Jese Rodriguez)のゴールで突き放した。

 ロナウドはレアル通算310試合目で、クラブ新記録となる324得点を記録している。

 これまでの記録保持者、ラウル・ゴンザレス (Raul Gonzalez)よりも431試合少ない段階での達成であることを考えると、ロナウドの記録のすごさはいっそう際立つ。

 ラウルは現在、北米サッカーリーグ(NASL)のニューヨーク・コスモス(New York Cosmos)に所属しており、15日には今季限りでの現役引退を表明している。

 レアルではセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)、ルカ・モドリッチ(Luka Modric)、ハメス・ロドリゲス(James Rodriguez)、カリム・ベンゼマ(Karim Benzema)など、主力に負傷者が相次いでおり、ベンチ入りメンバーを下部組織出身の選手で固めなければならないほどだった。

 しかし、レアルのラファエル・ベニテス(Rafael Benitez)監督は、そうした状況で完勝を収められたことに満足感をみせた。

 ベニテス監督は、「われわれとしては少しハンディキャップがある状況だったが、いい時間帯を何度か作って3-0で勝利できたことは、私にとっては非常に明るい材料だ」とコメントした。

 レアルはこの勝利で、FCバルセロナ(FC Barcelona)を得失点差で抑えて暫定首位に浮上している。(c)AFP