【11月6日 AFP】(写真追加)ブラジル南東部ミナスジェライス(Minas Gerais)州で5日、鉱山の採鉱廃棄物をためていたダムが決壊し、有毒物質を含んだ泥流が近くの村を押し流した。消防当局によると、少なくとも17人が死亡、50人以上が負傷した。さらに、行方不明者は40人を超えるとみられる。

 現地時間の5日午後4時20分(日本時間6日午前3時20分)ごろ、古都オウロプレット(Ouro Preto)とマリアナ(Mariana)の間にあるダムが決壊。近くのベント・ロドリゲス(Bento Rodrigues)村の大半が泥に埋まったという。

 テレビで放映された現地の映像からは、赤茶けた汚泥にのみ込まれた家々の屋根の上で取り残された人々が救助を待つ様子が見える。泥流によって数百メートル流された家も複数みられる。(c)AFP