【11月4日 AFP】男子テニスのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は、自身の状態にさまざまな疑問が投げかけられる中でも、ATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2015)の出場権を逃すと考えたことは一度もないと語った。

 ナダルは、スイス・インドア(Swiss Indoors Basel 2015)の決勝でロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)に敗れてから2日経った3日、パリ・マスターズ(BNP Paribas Masters 2015)の会場で誤解を一掃した。ナダルは、直近の3大会のうち2回で決勝に進出するなど、調子を取り戻しつつあり、世界ランクも6位まで盛り返した。

「シーズンの終わりには、トップ8に入れると常に信じていた」と言うナダルは、「『悪いプレーを続けたら、大変なことになるだろう』と言えるくらい謙虚な心は持っているけど、必ず良いプレーができるようになると、随所で感じていた」と振り返った。

「絶対に出場できるといつも思っていた。でも、数か月前は(テニスを)楽しめていなかった」

 四大大会(グランドスラム)通算14勝を記録しながらも努力を続けるナダルは、「自分のレベルは、トップ8に入ると信じている。この一年間は厳しいものがあったけど、最終戦に進めるような良い大会もあった。これは自然な流れだ」と語っている。

 シーズン後半まで不調を引きずったナダルだが、中国オープン(China Open 2015)とスイス・インドアでは決勝進出、上海マスターズ(2015 Shanghai Rolex Masters)では4強入りを果たすなど、終盤に猛烈な追い上げをみせた。

 それでもナダルは、復活が簡単な道のりではなかったとすると、「当時はコートで楽しめていなかったし、競争力もないと感じていた。今は変わった。またコートに出るのを楽しめている」とコメントした。

「シーズンを通して抱えていた不安は消えた。勝っても負けても関係ない。今はコートで楽しんでいるし、練習も楽しい。だから最終戦に行くんだ」

(c)AFP/Scott WILLIAMS