【11月4日 AFP】男子テニス、パリ・マスターズ(BNP Paribas Masters 2015)は3日、シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は7-5、6-3でトーマス・ベルッチ(Thomaz Bellucci、ブラジル)を下し、今シーズン74個目の白星を挙げた。

 世界ランク1位のジョコビッチは先日、中国オープン(China Open 2015)と上海マスターズ(2015 Shanghai Rolex Masters)で2週連続優勝を果たしたのに続き、この日もコンディションを維持して3回戦進出を決めた。

 2012年大会(BNP Paribas Masters 2012)以来、この会場で黒星を喫していないジョコビッチは、昨年までの大会2連覇に続き、連勝記録を11に伸ばした。

 ジョコビッチは、「昨年のロンドン(London)を最後に、室内ではプレーしていなかったから、立ち上がりはいつもと同様にトリッキーだった」とすると、「今夜の試合を振り返り、いくつか修正点を見つけた」と語っている。

「でも全体的には、しっかりした試合だった。好調で、僕を苦しめるような良いプレーをみせた選手を退けた。こういう難しい試合を経験するのは、いつだって良いものだ」

 2015年の通算成績を74勝5敗としているジョコビッチは、直近の18試合で連勝し、24セットを連取している。また、ツアーで決勝進出を逃したのは、1月のカタール・エクソンモービル・オープン(Qatar ExxonMobil Open 2015)が最後となっている。

 ジョコビッチはこの日、試合の主導権を握るのに1時間近くの時間を要しながら、今季の3勝を含め、ベルッチとの対戦成績を5戦全勝に伸ばした。

 第12ゲームでブレークして第1セットを先取したジョコビッチは、第2セットに5-3のリードを奪うと、最後は自身のゲームをキープして、約1時間半の戦いに決着をつけた。(c)AFP/Scott WILLIAMS