【11月2日 AFP】ソマリアの首都モガディシオ(Mogadishu)のホテルで1日未明、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系のイスラム過激派組織アルシャバーブ(Shebab)の武装集団が、施設を囲む壁を自動車爆弾で爆破して敷地内に侵入し、少なくとも12人が死亡した。地元警察が明らかにした。

 襲撃を受けたのは同国の議員や政府職員、実業家らが多数利用するホテル。アルシャバーブが犯行声明を出した。

 目撃者らによると、武装集団は爆発物を積んでいた車で壁に穴を開けたのち、施設内に突入、半自動式ライフルを乱射した他、手投げ弾も使用。治安部隊との銃撃戦の末、無力化された。

 地元警官は「12人が死亡したとの情報がある」と語った。ソマリアのジャーナリスト協会によると、死者にはソマリア人フリージャーナリスト1人が含まれる。また、ロイター通信(Reuters)のカメラマン1人も軽傷を負ったという。2人は、最初の爆発が起きた後に現場に駆けつけ、2つ目の自動車爆弾が爆発した際に死傷したとされる。また、死者には元軍幹部も含まれていた。(c)AFP